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PAL JOEY パル・ジョイ/魅せられてヴェラ

Music by Richard Rodgers
Lyrics by Lorenz Hart
Book by John O'Hara
PAL JOEY

ロジャース&ハート・コンビの最後から二つ目のコラボレーション作品で、ミュージカルの主人公に初めてアンチヒーローが登場した。

ジョイはいつか自分のクラブをもつことを夢見る流れ者のシンガー。いい加減な性格でお気軽に生きているが、女性にはもててなぜか憎めない。今日もシカゴのナイトクラブに仕事を見つけて、素朴なコーラスガールと資産家と結婚したばかりの夫人との間で愛をもてあそんでいる。ジョイは自分のナイトクラブを開業するためにコーラスガールを見限り、夫人を誘惑する。しかし、街のギャングがビジネスを夫人の亭主に渡すよう脅してきたとき、彼女はジョイにうんざりしていた自分に気づき、彼とクラブを捨てることを決心する。

痛い目にあって、ジョイは自分をほんとに愛してくれていたかわいいコーラスガールのもとに帰って行くのだろうか。だが、残念。決して変わらないものがある。ジョイは今回も、いつもの要領のよさでピンチを切り抜けていく。

代表曲
試聴

  • I Could Write A Book
  • Bewitched, Bothered and Bewildered
  • Zip
  • In Our Little Den of Iniquity
  • You Mustn't Kick It Around

キャスト

主演級:女性3人、男性1人

助演:女性1人、男性1人

歌唱・ダンスのアンサンブル―小さな役がいくつかあり

メディア

素晴しい。シニカルで際立って独創的だ。本物の力にあふれている。
—New York Herald Tribune, 1940—

「パル・ジョイ」は結局いまだに魅了し続ける。
—Hollywood Reporter, 1995—

「パル・ジョイ」はロジャース・ハートの絶好時の宝物だ。
—New York Times , 1995—

受賞歴

  • ニューヨーク演劇批評家協会賞「最優秀ミュージカル賞」
  • ドナルドソン賞「最優秀ミュージカル賞」
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